Tenseiと会ったこと。そして,2 Cellos

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先日,御飯時に教え子がmanagerをしている店に行く機会を得ました。代々木です。


code kurkku cafe
代々木VILLAGE by kurkku - food


ManagerはTensei君というのですが,どこかな?とうろうろしていたら,「先生!」とすぐに声をかけてくれました。うれしかったです。すぐにコーヒーを淹れてくれたのですが,絶品!やるじゃん,Tensei!


前は他の店で勤めていたらしいのですが,今は店長に。東京でも美味しいコーヒーを淹れてくれるほっとできる店ができました!

店にあったエスプレッソマシーンは「車一台買えますよ」とのこと(下の写真で手前に写っている赤いやつです)。いろいろと他の卒業生の話をしつつ,時間が来てしまったので残念ながら退散しましたが,とても良い感じの店でした。もし東京に行く機会があったら,ぜひぜひ訪れてください。夏はちょっと蚊が心配ですが(「夏は蜂職人!?みたいな人が来ました!」),このビレッジ全体でビアガーデンをやっているそうです。いいなあ。

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ところで,先日も紹介した2 Cellosですが(←結構ハマってる),今日はこの曲を。
ウィリアムテル序曲からThe troopersに融合する曲です。

いいっすよ!


2CELLOS - The Trooper Overture [OFFICIAL VIDEO] - YouTube

並べ替え問題

ちわっす,有嶋です。

並べ替え問題の虫捕りもようやく終わり,やっと公開できます。下から行けます。

Koeiken Kagoshima :: OThers


英文が二つに分かれていたり,ダブルクオーテーションマークやクエスチョンマークが入っているときの処理もなんとか終わりました。良かった。あと大文字に最初をしないといけない文字の処理もだいたいおわりましたが,ホワイトリスト形式でやったので,日本の地名とかは最初は小文字になります。これは仕方ないかな?

今日の高英研の会議で公開です。公開して後悔しないようにしなくちゃね。


今日はこんなところ。なんとか終わってホッとしました。
さりゅ。

フェルメールの好きな作品と橘さんのこと。

ちわっす,有嶋です。

僕がVermeerこと,フェルメールが好きなことはよく述べているんだけれども,Crownの英語表現Iの教科書にVermeerがでてきています。きいてみると,だいたいクラスでVermeerを知っている生徒は3,4人といったところ。別にいいんです。自分が話したいだけだから。どうしても聞きたい?といっても誰も「はい」とは答えませんが,たっぷり2〜3分は語らせていただきました。喋らないでか!



その中でも一番好きなのは,「天秤を持つ女」です。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/72/Woman-with-a-balance-by-Vermeer.jpg


なんでこの絵が好きかというと,やはりその多義性かと。

  • 女性は何を測っているのか(実は天秤の上には何も載っていない)
  • 女性は妊娠しているのか,当時の服なのか。
  • 妊娠しているとしたら,画中画が示すものは「最後の審判」だが,子どもの人生を測っているのか。
  • 妊娠していないとしたら,測っているのは自分の人生か
  • なぜ女は目をつむっているのか(あるいはそう見えるのか)
  • 机上にある貴金属類が暗示するものは何か。
  • あと,この女性,髪の毛ないけどまさか坊主!?

そんなことを考え始めると,ついつい時間がたってしまいます。
最初は「真珠の耳飾りの少女」(aka「青いターバンの少女」 )が気に入っていたんですが,いつの間にか「天秤を持つ女」が堂々ランキング1位に!

実は,2年前にイギリスを訪問する機会があったのですが,ちょうど美術館でVermeerの展示をやっていたんですよね。

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そこでVermeerの幾つかの絵を30cmぐらいの近さで見ることができて,本当に良かったです。「音楽の稽古」や「ギターを弾く女」は普段はナショナルギャラリーには収められていないので,一度に全部見ることはできないのですが,ちょうどそのときは展示があったので,全部まとめて観れました。(で,「ギターを弾く女」は直接見た感激で「有嶋超個人的Vermeer絵画ランキング」でランクが一気に跳ね上がりました!(^^;)

「ギターを弾く女」http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/06/Johannes_Vermeer_-_The_Guitar_Player_%28detail%29_-_WGA24704.jpg


この「ギターを弾く女」がいいところは,この女の子の「あれ,どこ見てるの?誰がそこにいるの?」的視点なのですが,加えて表情が明るくていいですよね。なんだかこっちも元気が出ます。


フェルメールの絵はこんなstory性のあるのが多くて,いや,ほんと困るんですよね!いやー,困った,困った!。

例えば,ランキング6位の「女性と手紙を持つ召使」では,召使は少しにやけていて(「ほら,また誰々さんから,ラブレターきましたよ!もうまたですか!ほらほら!」),女性は怪訝そうな顔をしてます(「え,誰々さんとはもう終わったはずなんだけど? なに,また手紙書いてきたの。本当に困るわ・・・」)。いったい何があったのか!と思いますよ!ええ,思いますよ!(興奮してきた)

「女性と手紙を持つ召使」http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/61/Vermeer_Lady_Maidservant_Holding_Letter.jpg


この女性と手紙シリーズは結構フェルメールの好きな題材で多いんですよね。

いかん,止まらん! フェルメールに夢中になって,いろいろとサイトをみたり,頷いたり,いろいろとしていたら,橘さんのことを書くのを忘れてた上に時間がなくなってきた! 橘さんは,また次回っすね。


時間切れで,今日はこんなところです。今日は進研模試と検討会で,明日は高英研会議ですな。いそがし。

さりゅ!

No Title Required. SIDE by SIDEは良い本だ!

ちわっす,有嶋です。

昨日か一昨日のエントリーに,STEP by STEPと書いてましたが,SIDE by SIDEの間違いでした。この間もこの間違いしてからかわれたのに学んでないとか言う。残念!!

いやー,それにしてもつくづく良い本です。今日はそのBook 3を紹介。持っている同僚から借りてみました。


SIDE by SIDE Book3
Amazon.co.jp: Side by Side THIRD EDITION Student Book with Audio Highlights: Steven J. Molinsky, Bill Bliss: 洋書



例えば,下のような会話が載ってます(出版会社の方,もし掲載することに問題があったら教えてください)。

A: Do you like to ski?
B: No, I don't. I'm not a very good skier.

で,これに,絵と一緒にRichard / singというキューがあるんです。
そしたら,生徒は,ペアで以下のような会話をすることになります。

A: Does Richard like to sing?
B: No, he doesn't. He is not a good singer.
A: Oh, is he!

これ,Aの生徒に Richard / singというキューを与えておいて,Bはそれを聞いて下のことを言うようなworkにすれば,楽しいですよね。BはAが言うことを聞いて,自分でheとかsingerとかにしないといけない。いい活動だなぁと感じました。もちろん,このキューは1個だけではなく,1つのこのような活動につき9つぐらい例があるので,いろいろと練習させることができます。いい本です。卯城先生に感謝です。もし今度どこかで発表する機会があれば,そのときに詳しくまた話しますね。これ,いろいろと応用して,いい活動ができそうです。


ところで,この本の活動がなぜいい活動になるのか,ちょっと考えてみました。


(1)自分でいろいろと文法的操作が必要。
Aの生徒はキューをもらって,生徒はDo/Doesの判断が必要です。そして,Bの生徒は,聞いた上でRichardを代名詞に変えて,singをsingerに変えなくてはなりません。He/sheは間違いやすいんですよね。いい練習です。ついでに,Aにエコーとして,Oh, is he!と加えてみました。これもいい練習になりそうです。

(2)使用場面が分かった上でのドリル練習。
どんな場面で代名詞や動詞などの変化が必要かわかります。単にMeanig-Formだけのドリルではなく,Useまで考えた練習になっていると思います。私の敬愛する山倉氏の提唱するCPP(Contextualized Pattern Practice)に近い感じがします。


こんな感じですね。さらに,このBook 3は現在完了進行形から過去完了まで載ってます。いろんな意味で刺激的な本だと思います。同じように文法本で感動したのは,Grammar Dimensions以来です。もし,機会があったらぜひぜひ手に取られてみてください!

では,更新が遅くなりました。

BGMはSugar

Maroon 5 - Sugar - YouTube
でした!(いいMVですよね)

では,今日なこんなところです。移動距離2000キロは疲れたっす!
さりゅ!

並べ替え問題作成

ちわっす,有嶋です。

ここ数日並べ替え問題作成と格闘しています。
けっこう難しいんですよね。いろんな場合を想定して,自分が使いやすいように組んでいるんですが,いろいろと上手くいかない。ここら辺が,草野球プログラマーの限界ですな。


いま,上手くいかないところは,
Mr. Jonesなどの人の名前が出てきたときに全部小文字になっちまうぜ問題と,2文をまとめて並べ替え問題にした際です("When are you leaving Narita?" "Next Monday."など)。句読点処理に悩んでます。ううむ。悩ましい。

あと3番目と5番目を選ぶ形式にしているんですが,きっと2番目と4番目がいい!という人がいると思うので,そこも選べるようにするか,とか考えています。これはすぐにできそうなんですけど,ブラウザからプログラムにきちんと値を渡すところで,ちょっと時間がかかりそうです。

もともとは自分はperlが得意だったので,Javascriptは慣れてなくて,バグがたくさんでます。そのバグ取りは結構楽しんですけどね。


ま,今はだいぶ頂上が見えてきたので,あと一踏ん張りです。来週にはリリースできるかな?


まだ全然だめなα版をアップしますので,いじってみてください。まだ3番目と5番目を選ぶのしかできていませんが。

α版はこちらをクリック



今日はこんなところです。Step by Stepは紹介できず!残念!
そうそう,田尻先生の「英語教科書本文活用術!」を購入しました。こちらの感想もまたアップします。忙しいな(^^;

そうそう,娘に「みんな知っているよ!」と言われた2 Cellosなんですが,気に入ってしまってます。

かっこよすぎでしょ!
2CELLOS - Smooth Criminal [OFFICIAL VIDEO] - YouTube



さりゅ!

走っちゃう? Dicto-Run = dicto-gloss + shuttle run

先日の研修会でDictogloss + shuttle runを説明しました。今日はその説明です。

あれ,いいんですよね。教科書のCDをかけて,生徒が「先生,もう一回聞かせてください!」って言わないですよね。でも,この活動だと,「先生,CDをもう一回聞かせてください!」とか言ってきます。

さて,用意するのは,教科書の要約文(3ヶ月ぐらい前のもので4文でまとめる)か,英検準2級の2次対策の本。音読カードの英文です(これ,すべてが4つの文でできているので,オススメです!)。

最初は普通にDicto-gloss。英文を1回きいて(生徒は書いたりせず,ただ聞くだけ。内容を理解する),次に2回流して,大事なことだけ書き取る(高校1年生の最初の段階では,聞き取れなくて,ここで「先生,もう一回!」とかなります。で,まずは一人で再生活動。2分ぐらいかかります。

で,みんなだいたい再生できたら,4人で確認です。「あ,これ,この単語入ってたっけ?」とか楽しそうに始めます。ここの本当のねらいは「文法メタ知識確認」。「これさ,主語がheだから動詞にsがつくんじゃない?」とか言えば最高です。英検準2級だと完了とかも入っているんで,結構話すネタは揃ってます。


で,今まではここで終わりでした。あとはプリントを集めて訂正か,正しい文を配って訂正させていたんですが,2014年バージョンは一味違います。ここでシャトルラン!

4文でできているので(できてなかったら,英文を4等分する),教室の4隅に置きます。そして、生徒に「何も持たずに見に行って,ここからは赤ペンで訂正!」とします。

生徒は話し合って教室の4隅に出かけて行って,正しい英文を見て,覚えて,帰ってきて赤で訂正。でも,すぐに「あれ?忘れちゃった!」とかなるので,なんども走って見に行きます。指導しなくても走ります(^^;。phonological loopで生徒は頭の中で英文再生しまくり状態になります!

これ,全部やるまで生徒やめないんですよね。まあ,もういいかと思って「そろそろやめない?」と聞くんだけど,「あとちょっとだから,邪魔しないで!」みたいな感じで言われて,ちゃんと赤ペンで訂正終わるまでやってます。生徒,おかしくなってます!

こちらは最後に生徒のプリントを集めて終わり。赤で訂正も終わっていて,どこらへんが聞き取れなかったか,または聞き取れなかったところを頭の中のexplicit knowledgeで埋められなかったを確認してハンコを押して返却です。カンタン!!


もちろんdicto-glossなので,paraphraseも認めます。教員としては,生徒が「この言い方はダメですか?」と聞いてきたら確認するだけです。書き換えは生徒としてはすごいことなので,すごく褒めてあげてます。偉いですよね。内容を理解しつつ,自分の英語で頑張った証拠ですから。

だいたい20〜30分ぐらいの活動ですが,技能統合で,4人組でやるので共同学習で,教室も楽しくなるので,よくやってます。英検の問題集も10回分あるので,すごく便利です。眠い5時間目とかいいですよ。楽しいし,みんな起きてるし,教員は基本やることあまりないので,生徒の観察をしとけばいいし(こらー,そこペンとプリントを持って走っていくなーぐらいかな?)。

あとはこれにどう文法項目を絡ませるかが大事ですね。また考えてみましょう。

用紙はここでDownloadできます。
Dropbox - dictogloss.pdf - Simplify your life


今日はこんなところです。
さりゅ!

単語マッチングもなかなか楽しい!

ちわっす,有嶋です。

わくわく,どきどき,チャレンジング((C)江利川先生)をもっとやりたくて,授業の最初で単語マッチングをやってみました。プリントの作成は簡単。そのレッスンまたはパートの覚えさせたい単語を右に,その意味を左にしてつなぐだけ。でもそれではチャレンジングにならないので,いくつかは英語で与えます。こんな感じ。

単語マッチング!
evaluated    心地よい
unique      恥ずかしい
ashamed    assessed
cozy      unlike anything else, or special
get rid of    remove

これを4人組でやります。実際の単語数は10個程度。全員起立させて(「先生,なんで立ってしなくちゃいけないんですか?」「わからないけど,立て,立つんだ,ジョー!!」)グループでできたら終わり。着席。

これでやると,英英の少し難しい定義を3つぐらい与えていても辞書を一生懸命引いて,これじゃないか,あれじゃないか,とか言いながら,わいわい楽しそうにやってました。そして,予習をしていないとグループメンバーから「調べてこいよ!」とか言われてました(なんかそのグループはYou should have studied at home.とか英語で言ってた気がする(^^;)。

簡単だけど,結構これで覚えそうな気がしたので,しばらくやってみます。

今日はこれだけ。
さりゅ!