02. Lesson Hacks

山本先生のご発表を伺っての覚書

1 はじめに 恩師である今井先生のお誘いもあり、JASELEの2024博多大会に参加することができた。2年越しの発表で「指導と評価の一体化」だったのだが、現在やっている授業の方がおもしろくて、知識・技能の話になってしまった。それはそれでいい(!?)と…

電子辞書か紙辞書か(授業の悩みシリーズ2)

こんにちは。授業の悩みシリーズ第2弾「電子辞書か紙辞書か」です。これもよく聞かれる質問なんですよね。あくまでも個人の見解ですので、ご理解してお読みください。具体的には、高校向けで「電子辞書と紙辞書のどちらがいいの?」「そもそも辞書ってどう…

学力差への対応(授業の悩みシリーズ1)

こんにちは。仕事柄、先生方の研修によく参加します。現在授業の悩みは何でしょうか?という問いについては、割と共通した項目があがってくることが多いようです。そのような悩みについて、自分だったらどんな風に考えて授業をしていくか、書いていきたいと…

リフレーミングについて。あるいは「井の中の蛙」について(忘備録シリーズ)

先日、リフレーミングについて話す機会をもらったので、またもやその忘備録です。最近、忘備録が多いな(^^; なお、話してからちょっと時間がたってしまっているので、内容が少し変化しているかもです。 1 はじめに 1.1 時代劇が好きだということ 最近、NHK…

学びのパラダイムへの変換

先日、1時間程度話をする機会を頂きました。忘備録として、その内容を再録したいと思います(書き起こすにあたって、内容を多少変更しています)。

ベネッセ「高1生の英語学習に関する調査 〈2015-2019継続調査〉」を読む

ベネッセ教育総合研究所が2015年から2019年の間、高校1年生に継続して行ったアンケート結果をまとめています。 berd.benesse.jp結構面白い結果が出ています。ざっくり言うと、授業で英語を使う機会を増やすといいことが起きるかもしれないという感じでしょう…

アマゾンのAWSについて

amazonでもキーワード抽出ができることが判明。でも、これ凄すぎ。感情の起伏をプログラムが抽出可能です。高校生は、負けてないか。気になります。詳しくは記事を見ればいいですが、固有名詞を抽出したり、キーフレーズや感情の起伏を抽出できるようです。a…

オンライン授業に移行するときの覚書

コロナウイルスの関係で、これまで対面授業だけしてきた高校でもオンラインで学びを続ける方法を考えないといけないと個人的に感じています。休校のときに見えてきたことを考えながら、いくつかまとめてみたいと思います(なお、これはあくまでも個人的な考…

情報化の波と教育

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。下記はEdTech x English EducationというFacebookのグループに投稿した内容のコピーです。もしお時間があれば、お読みください。さて、EdTech関連の話ですが、下記は知り合いの小坂先生から教…

語彙の定着について考える

(下記の文章は割と前に書いた文章に加筆しました。元ネタはhttps://ciee50.jp/toefl/webmagazine/takers-seminar/1906/) ※加筆しました(Oct 24)。 1.覚えたい語句は何回処理すべき? ライフハッカーを読んでいたら、次の文章に目が止まりました。 「ハー…

読むときに私たちが読むべきこと。

最近、いろいろとお願いごとをされますが、いまチャレンジングだなーと感じているのは「探究」的な授業とは?という問いに答えることです。で、近頃で一番Excitingだったのは田村先生の講演でした。「深い学び」についての説明がわかりやすかったです。田村…

リーディングやリスニングの前のスキーマ形成について

ReadingやListeningをやる前に、生徒のスキーマ形成を行い、readinessを高めることが有効だとよく言われます。例えば、topicを紹介したり、keywordを先に教えたりしましょうと言われますが、さて、キーワードは何かな、どうやって示そうかなとか考えますよね…

Amazon Pollyのこと。

ALTが帰国して音声が録音できなくて困っていたら、Amazon Pollyのニュースを見たので、確認したら、結構すごい。Amazon PollyとはText-to-speech、いわゆるTTSと言われるサービスで文章を音声で読み上げてくれるサービス。Pollyは数年前からあったことを記憶…

Text Inspectorについて

CambridgeのText Inspectorは500語まで、テキストに含まれる単語がCEFRのどのレベルか分かるサイトで、とても便利です。どのように便利かというと、テキストに含まれる語を 「これは書けるレベルまで覚えさせたいな」(例えばA2など) 「これは意味が分かれ…