01. English Edu

新学習指導要領に対応した指導案について

知り合いの先生から、新学習指導要領に対応した高校の指導案例はありませんか?と言われたので、ちょこちょこと書いてみました。英語コミュニケーションや論理・表現の指導案例を探している方にはもしかしたら、役に立つかもしれません。必要があれば、下記…

ChatGPTとの対話

ディスカッションについての良い本として、上山先生の緑本が挙げられるが、そのp.102に「さらにがんばりたいこと」「今後の課題」についてのまとめが載っていた。calil.jp 例えば、1番目は「会話が止まらないように「話をふり」「関連させ」「話題を広げて…

思考ツールを英語で説明するには?(例2 棒グラフ)

思考ツールを英語で説明シリーズ。2番目の例は棒グラフ。次のような棒グラフがあるとする。どのように説明すればいいか確認する。 用語の整理。 棒グラフを説明するときに、次の用語を知っていると便利なので、覚えたい。 X-axis(X軸): Month (January, F…

思考ツールを英語で説明するには?(例1 表)

思考ツールを英語で説明シリーズ。1番目の例は表。表を説明するには、まず下の表が何の表なのか説明する必要がある。下の表はChatGPTを用いて示した表とモデル英文。Big macのデータが少しおかしかったので、2022年12月時点で調べて訂正した(人口に関して…

上山晋平著「英語リテリング&ショート・プレゼンテーション指導ガイドブック」は買いだ!

うむ、上山先生の青本レビューである。青本といえば「ウィトゲンシュタイン?」と思うあなたは、荒木博行さんのvoicy聴きすぎ問題である。そうではなく、上山青本である。誰もがきっと「R&SP」と呼ぶ中、あえてここでは、「青本」と呼びたい!(はい、勝手…

「defeatされた」は、勝ったのか負けたのか。

1 はじめに 知り合いのYouTuber渡部さん(https://www.youtube.com/watch?v=0SB4AftELK0)から、メッセージで「ある生徒が「シスタンのdefeat〜を打ち負かすの名詞の意味が敗北って、意味不明すぎます!」と。辞書には敗北、勝利どっちもあるわけです。。。…

松井先生の第3弾を受けてみた!

親愛なるtmrowingさんこと、松井先生のセミナーを受講しました。先生のセミナーは、文字指導の初級、中級に続く第3弾です。今回は、「名詞は四角化で視覚化」 を体系的に実感できる三省堂の「チャンクで積み上げ英作文」と関連の深いセミナーでした。ワニ…

ほんわかオンライン読書会「教科書をハックする」を振り返って

「教科書をハックする」のオンライン読書会を実施しました。楽しかったです。参加してくださった方も10名ほどいて、ずっと全大会でみんなでお話ししながら進めることができました。参加してくださった方々に感謝しています。 気がつけば、あれから1週間たち…

英語教育 2021年4月号

英語教育の4月号が届いたので読みました。今度は最初からアウトプットするつもりで読んでましたので、読み方ががらりと変わりました。アウトプット偉大ですね。下で述べている記事以外にも興味深いことが書いてあるものもあるのですが、とりあえず特に気に…

電子辞書か紙辞書か(授業の悩みシリーズ2)

こんにちは。授業の悩みシリーズ第2弾「電子辞書か紙辞書か」です。これもよく聞かれる質問なんですよね。あくまでも個人の見解ですので、ご理解してお読みください。具体的には、高校向けで「電子辞書と紙辞書のどちらがいいの?」「そもそも辞書ってどう…

便利なサイト等

リンク集です。適宜加えていきます。 役に立つアプリ集(2022) アプリについて、Twitter上でまとめられている方がいらっしゃいました。全部とても便利です。確認ください。 ■ 英語関連で役立つ最新ツールをまとめてみました。英語を使った仕事、英語の勉強に…

学力差への対応(授業の悩みシリーズ1)

こんにちは。仕事柄、先生方の研修によく参加します。現在授業の悩みは何でしょうか?という問いについては、割と共通した項目があがってくることが多いようです。そのような悩みについて、自分だったらどんな風に考えて授業をしていくか、書いていきたいと…

学びのパラダイムへの変換

先日、1時間程度話をする機会を頂きました。忘備録として、その内容を再録したいと思います(書き起こすにあたって、内容を多少変更しています)。

ベネッセ「高1生の英語学習に関する調査 〈2015-2019継続調査〉」を読む

ベネッセ教育総合研究所が2015年から2019年の間、高校1年生に継続して行ったアンケート結果をまとめています。 berd.benesse.jp結構面白い結果が出ています。ざっくり言うと、授業で英語を使う機会を増やすといいことが起きるかもしれないという感じでしょう…

アマゾンのAWSについて

amazonでもキーワード抽出ができることが判明。でも、これ凄すぎ。感情の起伏をプログラムが抽出可能です。高校生は、負けてないか。気になります。詳しくは記事を見ればいいですが、固有名詞を抽出したり、キーフレーズや感情の起伏を抽出できるようです。a…

2019年に買って良かった本シリーズ その2

2019年に買って良かった本シリーズその2です。中田達也さんの「英単語学習の科学」です。主に教員向きだと感じました。Paul Nation氏に師事されただけあって、勉強になります。軽い気持ちで購入したのですが(!)、思わぬ収穫が多かったと感じています。特…

ダミーか錯乱肢か。

テストの錯乱肢は「3つでいい」と何度も会議で発言していますが、本意が分かってもらえてないかもなーと感じているので、revisitです。個人的に大きな衝撃を受けた発表からすでに15年ほどたっていると思いますが、静先生が学会で発表されています。 2006_LT…

語彙の定着について考える

(下記の文章は割と前に書いた文章に加筆しました。元ネタはhttps://ciee50.jp/toefl/webmagazine/takers-seminar/1906/) ※加筆しました(Oct 24)。 1.覚えたい語句は何回処理すべき? ライフハッカーを読んでいたら、次の文章に目が止まりました。 「ハー…

話題について

新学習指導要領では、「日常的な話題」と「社会的な話題」というのが多く出てくる。でも、日常的な話題と社会的な話題って一体なんでしょうか。困った時には、解説だよねってことで、解説をみてみます。 www.mext.go.jpまずは小学校の「外国語活動・外国語」…

-sのCEFR上でのレベルについて

松本先生のfacebookをみていて、三単現の-sについて話題が出てきたので、EGPで確認しました。EGPって何?それ、おいしいの?という人は下記をご覧ください(それってもしかして、EGG!?)。 languageresearch.cambridge.org 三単現の-s とは言ったものの、EGP…

読むときに私たちが読むべきこと。

最近、いろいろとお願いごとをされますが、いまチャレンジングだなーと感じているのは「探究」的な授業とは?という問いに答えることです。で、近頃で一番Excitingだったのは田村先生の講演でした。「深い学び」についての説明がわかりやすかったです。田村…

Amazon Pollyのこと。

ALTが帰国して音声が録音できなくて困っていたら、Amazon Pollyのニュースを見たので、確認したら、結構すごい。Amazon PollyとはText-to-speech、いわゆるTTSと言われるサービスで文章を音声で読み上げてくれるサービス。Pollyは数年前からあったことを記憶…

Presentation Rubric

プレゼンのRubricをよく探すので、upしておこうプロジェクト。話すこと[発表]では、よくプレゼンをしますが、Rubricはいつもこれを使っています。Creative Commonsで"Attribution-ShareAlike 4.0 International"にしたので、どうぞご自由に変更ください。…

高校生に聞きたいチコちゃん的質問 2019年編

高校生に聞くと、意外と知らない小ネタを書いていきます。(随時更新) - なぜeleven、twelveだけ、−teenではないのか? a compound of *ain "one" (see one) + from PIE root *leikw- "to leave." --- https://www.etymonline.com/word/eleven と言うわけで…

神奈川県立国際言語文化アカデミアはすごい!その1

実は前から注目していたのですが、江原先生が勤務されている神奈川県立国際言語文化アカデミアという機関があります。www.pref.kanagawa.jpここは結構すごくて、「高等学校英語教員のための定期テスト作成 簡易マニュアル 」も作成しており、何かと参考にな…

【書評】「高等学校における英語運用能力アセスメントの現状と課題 静岡県立公立高校のパフォーマンス・タスク分析」

今回は出口マクドナルド 友香理・福田 純也・亘理 陽一らによる「高等学校における英語運用能力アセスメントの現状と課題 静岡県立公立高校のパフォーマンス・タスク分析」(2019.03)を取り上げます。shizuoka.repo.nii.ac.jp 本論文は、表題にあるとおり、静…

Fontの設定について

Fontの設定について、地元の新聞に投稿しました。お陰様でだいぶ職場や知り合いに関心を持っていただけたようです。南日本新聞(2019.06.11)もともとは下記のサイトがヒントになりました。 nlab.itmedia.co.jp 実はこの話には続きがあって、英語については…

例文集をどう使うべきなのか(あるいは電気羊はiOSの夢を見るか)その2

ちわっす,有嶋です。前回のエントリでは「例文集はどのようにして作られているのか。」を書きましたが,その続編です。 arishima.hatenadiary.jp 例文集をどのように使うべきなのか。 例文集の役割は2つあると思います。一つは文法や構文を覚えるというこ…